必ず適度なペースでお酒を飲む
- 2021.05.19
- 適度なペースでお酒を飲む
お洒落バーで提供されるお酒は最後まで美味しく飲むために、飲むべきベストな時間を知っておこう。これは温度や時間経過により味が変わってしまうのを避けるためだ。ウィスキーなどは氷の溶け具合による変化を楽しむという面もあるが、氷が溶けて薄まってしまうことにならないようにしよう。
まず、ショートカクテルの場合は10分を目安に飲みきるのがマナーとされている。一般的なカクテルグラスの容量は90ml、3から5口ほどで飲みきるイメージだ。
ショートカクテルは混ざりにくいお酒や材料同士を混ぜるためにシェイクという手法で作られており、放置しておくと混ざりが悪くなり、温度の上昇により顕著に味が崩れてしまうためである。ただし、ショートカクテルはロングカクテルに比べて、氷や炭酸などの割り材が含まれず、度数が高く口当たりが強くなるものが多いので挑戦する際は注意が必要だ。
ロングカクテルやウィスキー・ハイボールなどは氷が溶けきらず、かつ炭酸が抜けないよう20〜30分を目安にするとよい。ちなみに、誤解されていることが多いが「ショートカクテル」と「ロングカクテル」の名称の違いは入れられるグラスの大きさに由来するものではない。この呼び方の違いはまさに、飲みきるまでにかける時間の長短のことである。
もちろん時間をかけすぎるのがよくないからといって、一気飲みは論外である。カジュアルなバーではテキーラなどをショットグラスであおる場面を見かけることもあるが、バーでは避けてほしい。
またお洒落バーは、カフェや飲食店のように水を提供するバーはほとんどなく、出されるとすればアルコール度数の高いお酒のチェイサーである。
注文するともちろん出してくれるが、水にこだわっているバーでは有料となることもある。また、飲めないからといって水だけで居座ることのないように注意したい。
最近ではノンアルコール・カクテルに力を入れているバーも少なくないので、飲めない場合もお洒落バーの雰囲気を楽しむ工夫をしよう。
非日常な時間や、雰囲気に溶け込むための秘訣は、自分をコントロールすることだ。純然たる事実だが、気品を感じさせる人ほど自分をコントロールしている。
品のある男性として見てもらうためにも自身の酒量限界量を越えて泥酔したり、寝てしまったり、他の人に絡んだりすることのないようにしたい。入店から退店まですべての客が酒を味わい、ゆったりと過ごすことを大切にしよう。
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